《富さんの『横瀬町』探訪 part 2》の巻 第243号 | 小金井市・府中市の学習塾|武州ゼミナール

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『武州通信』第243号

錦秋のそよ風を受けながら彼岸花の『寺坂棚田』を後に、次は芸術の秋に衣装替えしてまだまだ武州の『横瀬町』探訪は続きます。

《富さんの『横瀬町』探訪 part 2》の巻

~『やまとー あーと みゅーじあむ』そして富さんの実家 ~

 そば処『伸平』は、昔ながらの趣きを残し、石臼で挽いた打ちたての蕎麦を振舞ってくれる素敵なお蕎麦屋さんです。美味しいお蕎麦をいただきながら富さんから横瀬町の歴史や現在の状況の話を。どうやら、昨年立ち上げた企業誘致の『よこらぼ(横瀬町とコラボする研究所)』も順調に進んでいるようです。横瀬町はとても広くその7割が山林で自然に恵まれた閑静な山里です。様々な “散策コース” があちこちに。皆さんも是非一度…。
 
 第二の目的地『やまとー あーと みゅーじあむ』も芝桜で知られる羊山公園内のちょっと小高い山の上にあります。ところで、“やまとー” って何だか不思議な名称ですよね。でも、それは「大和」ではなく「山十(やまとう)」という富さんの実家の “家号” から来ているらしいのです。なるほど、そうだったんですね。実は、富さんの実家は代々多くの山林を所有しているこの地の名家なのです。もしかしたら山を10個も持っているのかな?なんて勝手な想像が膨らんできます。  

それはともかく、この『やまとー あーと みゅーじあむ』は、富さんのお父さんが館長をしている美術館です。どうやらここは、棟方志功の作品では質量ともに日本有数だと高い評価を受けているようです。棟方志功といえばその独特の作風で知られる国際的な版画家(志功は「板画」と言っているようですが)であるのは断るまでもありません。この美術館には「阿呍二菩薩釈迦十大弟子」を始め、彼の代表作がいっぱい。魅力的に淡く微笑む美人画も。また、棟方作品だけでなく、林武、鈴木信太郎、熊谷守一などの絵画のほか、唐津焼の陶器もたくさん展示されています。そのゆったりした広い館内はとても心が落ち着く空間でもあります。そしてこの日は、町長の富さんと館長のお父さんに展示品を説明していただくという至福の時間でもありました。
 
その後、富さんの広い実家にお邪魔し、あまりの歓待に恐縮しきり。お陰さまで参加者一同疲れを癒し楽しい旅の締めくくりになりました。本当に感謝です。御両親にお会いして、何だかあの大らかで気さくで温かい富さんの原点を垣間見たような気がしてきます。富さんは、広く大きな心に包まれて…。
 さて、我々の姿が見えなくなるまで見送ってくださった御両親に別れを告げ、「百聞は一見に如かず」の「横瀬町探訪」もそろそろ幕が下りる時刻となったようです。

 お世話になった富さん、そして富さんの優しい御両親、案内してくれたナビゲーターの紺野さん、細々と気を配ってくれた山田君に心より感謝です。ところで今回は、万歩計で1万5000歩以上歩いたとのこと。「日本一歩きたくなる町」とは言うものの、ちょっと強行すぎたかな、と反省も。参加した皆さん本当にお疲れ様でした。次はもうちょっと無理のないよう工夫しなくては…。

この日の夜、テレビ朝日の「サタデーステーション」で、昼見てきた美しい寺坂棚田の風景が映し出されていました。そして、彼岸花の球根には猛毒があるためモグラが穴を開けないようにモグラよけになっているという報道もあり、横瀬町の彼岸花は観光のためではなく実用のためだったんだ、と再認識。
 生活に根ざした自然を大切にしつつ富さんの横瀬町がますます魅力ある町に発展することを心より願いながら、僕の探訪記を閉じることにします。   
                                                             (お・わ・り)

斉藤 悦雄       

【インフォーメーション】
『武州大学』11月18日(土)7:00p.m.~
  テーマ:「H・ケルゼンの『純粋法学』を考える」part4
  レポート:梶原真秀さん